本屋さんの販促企画で、「ああ、この一文がエロかった」(略してこのエロ本)というのをたまにやっている。
東京だと日比谷コテージという私の推し本屋で見かけたことがある。(今はやってないと思う)
「この一文がエロかった本」コーナーで本を選ぶという自慰前戯 pic.twitter.com/7CxIKpXwny
— 雨あがりの少女 (@ameagari_girl) 2018年12月28日
誰かがエロいと思った一文へのトキメキだけで、本を選ぶこと。
いつもと違う視点で出会えるからいいなあと思う。
この企画をリスペクトして、私も勝手にエロかった一文をまとめてみた。
①
痛みと同時に、脳味噌の真ん中の管が心地よい熱を発する。
②
ゴットハルトは、わたしという粘膜に炎症を起こさせた。
③
由宇は私の内臓の中で溺れているみたいで、あんぐりとあけた口からは透明な液体が垂れていた。
④
ほろ酔いでたとえば左手の傷の痕の話を三回ねだる
⑤
ばらばらなわたしはきみと目が合うたび縫い合わされシーツになってく
⑥
発酵しきれないもどかしい匂いが体の中にぎゅうぎゅうに詰っているような感じがしたのだ。私、何かを知らなくてはいけない。
⑦
キスは、淡くやさしく、友愛に満ちていて、身体がとろけ、自分が消滅してしまいそうだった。
⑧
自分の体から骨が消えて、とろとろの液体になってしまったような気がすることもあった。
なんとなく、法則なく選んだけれど、ぜんぶ女性作家の、身体の比喩表現になってしまった。 そういう性癖なのかもしれない。。
----以下 該当本のリンク----
①
②
③
④
- 作者:嶋田 さくらこ
- 出版社/メーカー: 書肆侃侃房
- 発売日: 2013/12/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
⑤
- 作者:九螺 ささら
- 出版社/メーカー: 書肆侃侃房
- 発売日: 2018/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
⑥
- 作者:山田 詠美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1995/03/01
- メディア: 文庫
⑦
⑧