坂口安吾の冒頭ベスト8【青空文庫】

私はいつも神様の国へ行こうとしながら地獄の門を潜ってしまう人間だ。 私は海を抱きしめていたい https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/56806_56907.html 匂いって何だろう?私は近頃人の話をきいていても、言葉を鼻で嗅ぐようになった。ああ、そん…

【メモ】読みたい本・エッチな本(随時更新)

あー!読みたい本がたくさんあるー!でもすぐに忘れちゃうー!!ので、自分のこれから読みたい本のメモです。 (読んでないので本の内容の記述が間違ってたらすいません) ■全部エロい純文学 以前、ツイッターで「一編とおして全部エロい純文学を教えて」と…

村上龍の最高傑作は何か

秋ごろに『平成の文学とは何だったのか』(はるかぜ書房)という本を読んだ。重里徹也という文芸評論家と助川幸逸郎という日本文学研究者の対談形式の本で、文学オタクが楽しく話してる感じに親近感がわく。中でも一番興味深かったのが村上龍の話題だった。…

最近読んで良かったアンソロジー(短編集) どこかに連れて行ってくれるのが物語だとして

こちら側は全く動かなくても、数百円払えば、いろんな場所に連れて行ってくれるのだから、小説はいい。怠け者の私にはピッタリだ。 場所、というのは現実的な場所、たとえば知らない国とか島とかを指すだけではなく、時間的な場所(昔や未来)、概念的な場所…

2019年読んだ小説ベスト3(新刊)人はいかに生まれ、いかに死ぬか。

自分が生まれたときのことを覚えていない。気づいたらこの世界に立ち、過ぎ去る時間の濁流にさらされていて、今は年の瀬の地下鉄に乗っている。ほとんどの人が真っ黒のコートを着て、白いマスクをつけて、たまに咳をしている。 すべて、本当にすべてが、いつ…